2023/09/21 15:00
先日レザー工場にお邪魔したので
そのレポート第三弾です。
原皮という動物の皮そのものから
いよいよ「革」へと鞣す行程です。
皮をなめす方法は
「タンニン鞣し」
と
「クロム鞣し」
の大きく2種類に分かれます。
今日はクロム鞣しについて
詳しく見ていきましょう!
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クロム鞣しとは?
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クロム鞣しとは、
塩基性硫酸クロムという薬品で
皮を鞣す製法です。
1800年代後半に
ドイツで開発されました。
つまり
まだ開発から150年前後の
比較的新しい製法なのです。
洗濯機のような大きなドラムに
薬品と皮を入れ
ドラムの回転による遠心力で
薬品を浸透させます。
一度に100枚程鞣せるので
大量生産と短納期が可能になります。
世の中の革製品の9割は
クロム鞣し製法でできています。
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これが実際のクロム鞣し!
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こちらがクロムに油が混ざったもの。
ブルーの色をしています。
こういった大きな樽の中に
塩基性硫酸クロムと皮を入れて
ぐるぐると回して漬けていきます。
鞣し終わるとこんな色に。
クロムの色のブルーに染まります。
タンニン鞣しとは全然違いますね。
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目利きできるのはたった一人!?
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鞣し終わった「革」は
一枚一枚目視で検査し、
革のランクを振り分けます。
この等級検査は
この工場の中でも一人の職人さんが
熟練した目利きで行っているそうです。
その後、染料を吹きかけたり
艶出しをしたり、削ったり・・・
様々な追加行程を経て
それぞれのオーダー通りの
「革」に仕上げ
ロール状にして
出荷されていきます。
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You Tubeでも見られます!
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コラム3回に渡ってお見せした
「皮」が「革」へと進化する
工場見学はいかがでしたか?
なんと
この工場見学の中で
Japan Made 屋の
新作リュックに使う革も
鞣されていたんですよ!
どの革だったでしょうか・・・?
リュックについてはまたのコラムで・・・
実は
この工場見学の様子は
You Tubeでも上がっています。
チェックしてみてください♪
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