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2023/09/19 15:00

先日レザー工場にお邪魔したので

そのレポート第二弾です。

原皮という動物の皮そのものから

いよいよ「革」へと鞣す行程です。

 皮をなめす方法は

「タンニン鞣し」

「クロム鞣し」

の大きく2種類に分かれます。

今日はタンニン鞣しについて

詳しく見ていきましょう!

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タンニン鞣しとは?

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「タンニン」は植物から採取できる

ポリフェノール化合物の一種です。

アフリカや南米の

ミモザやケブラチョ、チェスナット

といった植物に多く含まれています。

タンニン鞣しとは、

このタンニンに皮を漬けて鞣す製法のことです。

歴史上最も古い鞣し製法であり、

古代エジプト時代にも行われていたとか!?

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これが実際のタンニン鞣し!

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タンニンを液状にしたものに

なんと

30日も漬け込みます。

逆に言うと

30日間漬ければ

一生腐らない革になるのです。

タンニン鞣し、、、恐るべし。

こちらは鞣し終わって乾燥させている所

触ってみるとまだ湿っていました。

・・・と、

なにか傷のようなものを発見。

なんとそれは傷ではなく

「家の牧場の牛だぞ!」

というブランド焼印でした。

これが仕上がった「革」です。

自然とついた色(ヌメ)が美しいです。

まだ硬い状態ですが

ここから柔らかくしたり

染色したり、表面を変えたり

とまだまだ行程は続きます!

次回は工場潜入記最終回

クロム鞣しをご紹介します♪

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